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楽譜の記号(強弱記号②)

こんにちは。

今回は変化を伴う強弱記号についてです。


①クレッシェンド(crescendo)

《だんだん強く》という意味の記号です。

楽譜にはこの記号ではなく
cresc.と表記されることもあります。


②デクレッシェンド(decrescendo)

《だんだん弱く》という意味の記号です。


③ディミヌエンド(diminuendo)
《だんだん弱く》という意味の記号です。

楽譜にはdim.と表記されることもあります。


『あれ?②と③同じじゃない??』

と、思った方。
その通りです。

記号も意味も同じです。

ほんの少〜しニュアンスが変わりますが、
ほぼ同じです。


ほんの少しの違いを知りたい方は
イタリア語を調べてみましょう!



ヴァイオリンで
この強弱記号をひきわけるためには
弓の使い方を変えなくてはいけません。

以前のブログで強弱の付け方を
説明していますので
参考にしてくださいね。


crescendoやdiminuendoがつくと
曲にメリハリが出て、流れも良くなります。
音量の変化に対応できるように
ボウイングの練習をしましょう!

慣れてくると
記号を見ると自然と身体が反応して
音量を変えられるようになりますよ。


crescendoやdiminuendoに慣れてきたら
是非気を付けてほしいことごあります。

それは
記号の行き先の音量を決めることです。


crescendoを見つけて
『だんだん強くしたぞ!OK!』

と、思うかもしれませんが、
crescendoの行き先の音量が
毎回同じになっていませんか?

crescendoを見ると
いつも同じ音量まで大きくしてしまう
方がいます。


音量が小さい所から始まるcrescendoと
大きい所から始まるcrescendoは
行き先の音量が違います。

また、曲の雰囲気によっても
行き先の音量は変わります。


これは、decrescendoやdiminuendoでも
同じです。


毎回同じ幅の中で音量を変えると
音楽が単調になってしまいます。

crescendoやdiminuendoが出てきたら
『どこまで大きくするか』
『どこまで小さくするか』
を考えて演奏してみましょう。


音の表情が増えて
音楽が豊かになりますよ!

それでは、また🌸