こんにちは。
今回は
連続で同じ指を押さえなくてはいけない時
についてです。
今回は
連続で同じ指を押さえなくてはいけない時
についてです。
ヴァイオリンの4本の弦は
『ソ・レ・ラ・ミ』です。
この音は全て等間隔で並んでいます。
ソラシドレ、レミファソラ、ラシドレミ
と、次は必ず5番目の音になっていますね。
このソとレ、レとラ、ラとミの関係を
《5度》といいます。
ヴァイオリンに限らず弦楽器の弦は全て
5度の間隔で調整されているので、
5度の音をひくと
押さえる指が同じになってしまうのです。
例えばこの楽譜は
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s14e87ea1cac2a2f3/image/i2d2604efc63f4622/version/1642908498/image.png)
全部をファーストポジションでひく場合
指番号は『3・3・2・2』になります。
3の指と2の指を
それぞれ連続で押さえなくてはいけません。
A線を3の指で押さえて離して
E線を押さえる。
E線を2の指で押さえて離して
A線を押さえる。
と、なかなか忙しく指が動きます。
ゆっくりなら間に合いますが、
テンポが速いと左手が間に合うか
心配になりますね。
そのため弦楽器で5度の音を押さえる時は
同時に2本の弦を押さえて演奏します。
この楽譜の場合は
レとラ、ソとドを同時に押さえると
指がバタバタしないで演奏できます。
とてもスッキリしましたね!
同時に2本の弦を押さえるポイントは
2本の弦を同じ強さで押さえられる場所に
指を押さえることです。
いつも通りの場所よりも
少し横にずらして指を押さえましょう。
レだけを押さえる時
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s14e87ea1cac2a2f3/image/i316142329f367f60/version/1642924070/image.png)
レとラを同時に押さえる時
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s14e87ea1cac2a2f3/image/ic2e87adedc0b7cf5/version/1642924132/image.png)
もう一つのポイントは
太い指で押さえることです。
4の指(小指)は指が細く、指先も小さいので
2本の弦を押さえるには向いていません。
一番押さえやすいのが2の指(中指)、
次に1の指(人差し指)か3の指(薬指)が
押さえやすいです。
指が細くて
どうしても2本の弦を押さえられない方は
少し指を寝かせて押さえましょう。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s14e87ea1cac2a2f3/image/i630177d5c7dcf9a7/version/1642924478/image.png)
5度の音は重音でもよく出てきますので、
同時に2本の弦を押さえる機会は多いです。
できるととてもひきやすくなるので
2本の弦をちょうど良く押さえられる場所を
練習して見つけましょう!
それでは、また🌸
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