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音階と練習曲

こんにちは。

今回は音階と練習曲についてです。



せっかくヴァイオリンを始めたのだから
『簡単に早く上達したい!!』
と、思うでしょう。

簡単に早く上達する方法…
それがあるなら私も知りたいです😅

残念ながら、そんな方法はないのです。

上達するにはやっぱり
地道に練習をするしかありません!


そして、大事なのは
基礎をしっかり練習することです。


レッスンを受けている方は曲だけではなく、
音階や練習曲も一緒に習っていますよね。

独学でヴァイオリンを学んでいる方も
是非、音階と練習曲も練習してください。

練習する順番は
音階→練習曲→曲が良いでしょう。




まず、音階で基礎を身に付けます。

音程を安定して取るためには
音階の練習は欠かせません!!

ヴァイオリンを始めて、まず苦労するのは
左手ではないでしょうか?

音程を取るのって本っ当に難しいですよね。

手の形は普段の生活では
絶対にしない形になるので、
無理をすると身体を傷めてしまいます。

これをいきなり曲で習得するのは
かなり大変です。

何度やっても上手くいかずに
『私はヴァイオリンに向いてなーい!!』
と、辞めたくなってしまうかもしれません。


でも、今プロとして演奏している人達も
全員最初はひけなかったのです。

音階をコツコツと練習して基礎を身に付けて
段々と難しいことができるように
なったんですよ。

まずは焦らずに
自分でしっかり音程が取れるように
音階を練習しましょう!

最初はゆっくりから、
自分の音をよーく聴いて

音程と手の形を確認しながら
練習するのが大切です。



音階は音程を取るための左手の練習だと
思うかもしれませんが、
実は右手の練習にも最適です。

左手と右手のタイミングを合わせたり、
余計な音が鳴らないように移弦をしたり、
スラーが付いた音階なら
弓を使う配分を考えたり…と、
右手の要素もたくさんあるのです。


今、音階の練習をしている方は
是非左手だけでなく、右手も意識して
音階をひいてみてください。

まだ、練習に音階を取り入れていない方は
音階の練習を始めましょう!

音程や音の出し方が
今までよりずっと良くなるはずです。




また、音階は身体の準備運動にもなります。

いきなり曲を演奏するより、
音階を練習してから演奏する方が
身体がほぐれて良い演奏になります。


『今日は2の指と3の指が広がりにくいな』
『今日はD線がかすれるな』
など、その日の自分のコンディションを
知るのにも音階は最適ですよ!

プロの奏者は、
プロになっても音階の練習は欠かしません。
私も毎日必ず音階から練習しています。



ヴァイオリンの音階の教本は
・セブシック
・ヴァイオリン音階教本(小野アンナ著)
が、よく使われています。


簡単に早く上達する方法はありませんが、
確実に上達する方法はあります。

それは、音階をしっかり練習すること!

面倒くさがらずに、
音階の練習を頑張りましょう!!


次回は練習曲についてです。

それでは、また🌸