今回は練習曲についてです。
音階の練習が終わったら、
次は練習曲の練習をしましょう。
練習曲というと
堅苦しくてつまらなそうな感じですが、
練習曲はフランス語で『エチュード』です。
気持ちも大切なので、
練習曲と言うとテンションが上がらない方は
『じゃあ、次はエチュードを練習しよう』
なんて、気持ちを盛り上げても良いですね!
練習曲を練習する目的は
『音階で身に付けた基礎を実際使ってみる』
ことです。
『音階は音階で難しいし、
曲は楽しいけど難しい!!』
と、一つ一つの課題で
それぞれ必死になりやすいのですが、
音階で基礎を身に付けるのは
曲を美しく演奏するためです。
『音階では左手の形や右手の動かし方が
上手くできるけど、
曲になったら全くそれが使えない!!』
というのでは、意味がありません。
音階で身に付けたものを
実際の曲に近いもので実践できる、
それが練習曲です。
慣れれば自然と曲でも
身に付けた基礎は使えるようになりますが、
意識的に基礎を使って練習する方が
上達は速くなります。
練習曲では音階で身に付けた基礎を
意識的に使って練習しましょう!
練習曲には一つの技術を反復練習をする
何を身に付けたいのかわかりやすいものが
たくさんあります。
・移弦がたくさん出てくる練習曲
・重音がたくさん出てくる練習曲
・ポジション移動をたくさん使う練習曲
などなど。
自分の苦手な技術を徹底的に練習できるのも
練習曲のいい所ですね。
また、実際の曲のように
メロディの美しい練習曲もあります。
『練習曲だから〜』と
ただ最初から最後まで演奏するのではなく、
フレーズや強弱、全体の構造などを考えて、
実際の曲と同じように
一曲を完成させるつもりで練習しましょう。
表現力を磨けるので、
実際に曲を演奏する時とても役に立ちます!
たくさんある練習曲の中から
自分に合ったものを選んでください。
ヴァイオリンの練習曲の教本では
・カイザー
・クロイツェル
・ローデ
などが有名です。
いつもの練習が
音階→練習曲→曲の順番でできたら、
間違いなく上達します!
『時間がないから今日は曲だけ…』
という日がたまにあっても構いませんが、
基本は音階から順番に練習できると
良いですね。
そして、
音階の後には練習曲を練習しましょう。
音階で身に付けた基礎が
よりしっかりと身体に定着して、
自然と曲でも使えるようになります!
曲を上手に演奏するために、
面倒くさがらずに
音階と練習曲の練習を頑張りましょう!!
それでは、また🌸
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